プロフェッショナル人財の育成を通じて、クリエイターに新たな働き方を提案する株式会社クリエイターズマッチ(本社:東京都港区、代表取締役:呉京樹、以下、「クリエイターズマッチ」)が主催する『Rethink Creator PROJECT』は、日本全国から地元の魅力を表現したポスターを募集する「Rethink Creative Contest」を開催いたしました。8回目の開催となる今年は日本全国から912作品の応募をいただき、その中から特に地域の魅力を新たな視点で表現された優秀な56作品を決定しましたので、12月12日(金)に公式サイト上にて発表いたしました。

■『Rethink Creative Contest 2025』地元の魅力を表現した優秀作品56作品を決定!
8回目の開催となる今回は、応募総数912作品のなかから56作品の受賞が決定。特別審査員には、デザイン初心者必携の「なるほどデザイン」の著者である筒井美希さんをはじめ各分野のスペシャリスト4名をお迎えし、①着眼点がおもしろいか / ②「Rethink=視点を変えて考えること」ができているか / ③伝わりやすいデザインになっているか の3点を基準に、採点式にて厳正なる審査を行いました。
Rethink Creator賞(最優秀賞)に輝いたのは、小笠原 葉南さん作 「産地が見えづらいでおなじみの」。「西尾の抹茶」の認知度に着目し、その見えづらさをデザインで見事に表現している点が高い評価を得ました。
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テーマ地域
愛知県西尾市
作品説明
愛知県西尾市は全国トップクラスの抹茶の生産地です。それにもかかわらずその名前はあまり知られていません。これは、西尾の抹茶が加工品として発展してきた歴史があるためです。低温で砂糖の甘味が強いアイスには渋めの抹茶を、淡白な生地のそばには渋みの少ない抹茶をブレンドします。その商品の良さを引き出すために「西尾の抹茶」と名乗りながらも味を自在に変化させてきました。そのため、多くの人は「抹茶味」として親しみながらも、実はその多くが西尾産であることに気づいていません。産地を意識させずに日本中に抹茶文化を届けてきた点が、西尾の抹茶の強みだと考えます。今回制作したポスターでは、「西尾の抹茶」という文字を、複数の茶碗に入った抹茶のイメージで錯覚的に表現しました。見る距離によって文字が見えたり見えづらくなったりする体験を通して、「西尾の抹茶」を興味深く認知させ、食品に対して多角的な視点を持つことの重要性も感じてもらえる作品にしました。
作者
小笠原 葉南さん
特別審査員を務めたカイシトモヤさんからは、総評として「地元という要素が良くも悪くもコンテンツ化されている世の中で、ただ外側だけのモノとして捉えたものでなく、その奥をもうちょっと知ろう、分かってもらおうという作品が評価されたと思います。情報を取捨選択することは、デザインにおいてとても重要です。昨今、生成AIの発展が目覚ましいですが、AIは情報量が多くなりがちなため情報を取捨選択する力の重要性が増してきているのかもしれないと感じました。」とのコメントをいただきました。
その他、特別審査員の講評コメントや他受賞者の作品等はRethink Creator PROJECT 公式サイト コンテストページ(https://rethink-creator.jp/contest/)にて公開しています。また、各受賞者からのコメントは12月19日(金) 17:00 公開(予定)いたします。
〈各賞一覧〉
●Rethink Creator賞【GOLD】(1作品) 賞金20万円
●Rethink賞【SILVER】(1作品) 賞金10万円
●Creator賞【BRONZE】(2作品) 賞金5万円
●特別審査員賞(4作品) 賞金5万円
●地元PR賞(46作品) 5,000円分の商品券
●小樽PR賞(1作品) 5,000円分の商品券
●日光市長賞(1作品) 5,000円分の商品券・chocotto nikko「CHOCOTTOじゃないCHOCOLATE」
〈特別審査員(順不同)〉
筒井 美希(ツツイ ミキ)さん
デザイナー/クリエイティブディレクター
田原 洋樹(タハラ ヒロキ)さん
昭和女子大学国際学部・国際日本学科教授/オフィスたはら代表
カイシトモヤ さん
アートディレクター/東京造形大学教授
宇田川 尊志(ウダガワ タカシ)さん
産経新聞社デジタルビジネス本部長
■『Rethink Creative Contest』について
2018年より実施している「Rethink Creative Contest」は、デザイン経験がなくてもチャレンジできる、アイデア重視のクリエイティブコンテストとして、あなたが暮らす地域をRethinkして、その地域の魅力を今までにない切り口でアピールしたポスターを募集します。
作品応募者が暮らす(所縁がある)地域の「当たり前だと思っていたこと」「意外と知られていないこと」「ちょっと残念なこと」を、見方を変えて魅力的に伝えてください。ビジュアルの完成度も審査対象ですが、それよりもアイデアの切り口や面白さを重視します。クリエイティブ制作が得意な方はもちろん、そうでない方もアイデアを伝わるカタチにすることで、誰もが応募できるコンテストです。これまでの審査結果に関しては、Rethink Creator PROJECTの公式サイトをご覧ください。
■ 『Rethink Creator PROJECT』について
クリエイターズマッチが提供するカリキュラム【ワークショップ型セミナー/アイデア重視のコンテスト/自治体と連携した制作活動】を通じ、“視点を変えて考え(Rethink) – 考えを形にし(Creative)- 伝えることができる人財(Rethink Creator)を生み出していく”プロジェクトです。全国各地にRethink Creatorを生み出し、「クリエイターの地産地消」により、地域創生の実現を目指しています。
Rethink Creative Contest公式Webサイトは【こちら】